Tuesday, November 20, 2007

UP TO 2007E I

今年やること1.曲を作る
  これまで作った曲に一応流れがあって、最後が「別れ」の曲だったので
  一個の流れが完成してしまって続きが作れなくなっていた。
  これをなんとか壊して、もう一度俎上にあげないといけない。
  間違いなく「始まり」の曲になるはずだが、
  映画でも始まり方が二つあると思う。
  i)本当にイベントの始まりを描く手法
  ii)最終章の始まりを描く手法(フォレストガンプとか)
  どちらに嵌めるかは一考の余地あり。
  テーマの候補
   知の共有と自己進化
   欲望と本能と遺伝子とレールと神と自殺のスイッチ
   スイーツをタイトルにした何か

Friday, October 26, 2007

金色夜叉の5章

悩んでる宮に貫一が
「君は生きる楽しみを知らないんだね。僕は知ってるよ、分けてあげようか」
といって、宮の大好きなお菓子をあげる。


このくだり大好き!

Tuesday, October 16, 2007

[music]as the earth spins round

SikTh 2nd Album最後の曲、as the earth spins roundの 最後のギターリフ
2休2拍2休1拍2休2拍2休1拍2休2拍2休1拍2休2拍3休1拍1休1拍1休=32連符
2拍2休2拍1休2拍2休2拍1休2拍2休2拍1休2拍2休2拍1休1拍3休=32連符
こうやって書いて初めて、1小節目と2小節目はコンプリメント(補完的)になっていることが分かった。

Sunday, September 16, 2007

PKC関連の論文1

病気「PKC」の続き。

PKCについての論文を探してみました。

Topiramate therapy for paroxysmal kinesigenic choreoathetosis
トピラメート(Topiramate)という薬を100mgから200mg、8人の被験者に2年間投与し、PKC被験者が症状を起こさなくなった、という論文です。副作用も少ない、と書いてありますが、何に比べて少ないのか、そこは論文のアブストからでは判断できません。(一般的に効くといわれるカルバマピンに比べてでしょうか)

Effectiveness of lamotrigine in children with paroxysmal kinesigenic choreoathetosis.

ラモトリジンも効くみたいという論文です。ここら辺は、薬の効き目だけを謳う論文なので、薬屋さんとどれだけくっついているかも分かりませんし、注意深く読む必要があります。一概にこの薬がいいとは言い切れないのです。

Paroxysmal Kinesigenic Choreoathetosis and Paroxysmal Dystonic Choreoathetosis in a Patient with Familial Idiopathic Hypoparathyroidism
PKCの論文は少ないのですが、そのなかでかなりの量が日本の研究者によるものです。上の論文は、特発的な副甲状腺の機能低下とPKCやPDCの関連についてでしょうか。ちょっとこれから細かく読んでみます。

Wednesday, September 12, 2007

病気「PKC」

[2016/1追記:同一の症状のみなさんからも多々同感のお声をいただき、これまでコメントが90件近くにおよびました。病院をお勧めいただいた有益コメントもありますので、下のコメント欄をぜひご一読くださいませ(管理人)]

今回は、Webの力を借りて、同じ病気の人に対して、情報を広める意味でも、自分の病気について述べたいと思う。
これを書くかどうか、これまで非常に悩んだが、ある神経症患者の本を読んで、自分も何かできるはずだと思ったのがきっかけになった。


幼少から罹患した、病気なのかもよく分からなかったこの症状、
高校のときに先生の強い勧めで赤十字病院にかかり、以下の病名を始めて知った。


PKC [Paroxysmal Kinesigenic Choreoathetosis]
発作性運動誘発性舞踏アテトーゼ
(パロキシズマルカイネサイジェニックコレオアテトーシス)



きわめて例の少ないものだそうで、最初は癲癇(てんかん・ひきつけ)と診断されそうになった。
内科では抱えきれないということで、神経内科にかかった。
すると、今度は頭を抱えて大学病院で精密検査をしろという。
てんかんによく現れる脳波異常はまったく現れない。
背中に大きな注射を刺す骨髄検査も行った。
これでも目立つ異常はなかったそうだ。
最終的には症状の詳細と付き合せた結果、この妙な病名を見つけていただいたわけだ。

病気が発症したのは小学校低学年の頃だったと記憶している。
それまでは、日常生活において何の不自由もなかった、大きな病気もしていない健常体だった。
それが、きっかけは覚えていないのだが、いつからか運動時に体がこわばるのに気づいた。



この病気の症状を詳述する。

<発作発症>
  • 運動を開始しようとする時、もしくは急激な運動に移行しようとした時、運動をきっかけとして発作が発生する。
  • 運動開始時に、かならずというわけでもない。また、運動開始をしなくても、たとえばずっと座っているにもかかわらず不意に発作が起きることがある。
<発作の時間>
  • 発作は大体2,3秒でおさまるときもあれば、20秒くらい長引くときもある。他のてんかんに比べると短いようだ。
  • 発作中、体の腕、脚が、先端(手や足先)から丸まるように、縮むように、ひきつけられていく。また、その発作中でも意識は正常であり、発作が起きていない体の部分を自分の意思で動かすことができる。さらに、ひきつけに対してある程度の抵抗はできるが、その丸まる力を完全に押さえつけることは困難である。そのため、発作時にはどうしても本人の意図せぬ体の動きがある。
  • 発作が起きるのは、たいてい何かの仕事を始めようとした時、自分が何かを求められている時である。たとえば、卒業証書を渡されるのに自分の名前が呼ばれて、はっとして動作を開始すると発作が起きる。そういう時は、他人の目も自分に向いていることが多く、名前を呼ばれたのに証書を取りに行かずに体がこわばっているのを他の人はいぶかしむ、ということになる。
  • 上の例のように、緊張する環境、場面、時間では、特に発作が起きやすい!ストレスがあると、余計に発作が起こることを僕は経験している。そうなると、運動開始時なんてもんではない。こういう経験が、さらに発作の発症に対する恐怖心を喚起し、そのストレスからまた発作が起きるという悪循環に陥ったことがある。このときは人前にでること自体が怖くてしょうがなかった。
  • 非道い時は顔がひきつる。こうなって初めて他人には、当人に何か異常が起きている、ということが分かる。このとき、僕はよく「酸欠」などと弁解した。だが、顔のゆがみ方は単なる酸欠には見えないらしい。
  • 発作の後は、酸欠のように頭がぼーっとなることがある。運動後のような血のぬけた感じがする。発作に抵抗するとよくそうなる。
<薬の服用>
  • 薬を常用することで発作がほぼなくなる。僕は、以下の文献でも紹介されているとおり、カルバマゼピン(商品名Tegretol錠)を常用している。高校の時に初めて診断がおりたときは200mg錠を毎日飲んだ。薬を処方されてすぐに症状はなくなった。ただし、少しでも薬を飲み忘れると、次の日には(血中濃度が著しく下がるためか)発作が起きる。現在は減薬し100mg錠を毎日服用している。
<期待されること>
  • この病気は30代を越えると自然治癒するという。僕はまだ20代半ばであるが、まだ完治はしていない。ただ、中学、高校の時に発作が最頻出した時期に比べると、幾分発作は現れにくくなっていると思う。

僕の経験を書いてみる。ちょっとでも同じ経験者のためになればいいが。

僕はこの発作でいくらか苦しめられた。
運動会では、まず徒競走などの競技はとても苦手だった。これは特にストレスが高い。ピストルもストレスになるし、急にスタートするという行為もストレスになる。まず間違いなく発作が起きるため、スタートがとても遅れる。頭では「走らなければ」と思い無理にでも発作に抵抗して前進しようとするのだが、そうすると余計に発作が強くなる。発作が収まった頃に後から追い上げても間に合わないため、足が遅いと見られる。運動することに対する恐怖がずっと付きまとうようになった。

もともとはバスケットボールが大好きだった。小学校のまだ症状の浅い時期までは、みんなとわいわいやれたが、中学に入ってから急に症状が重くなって支障をきたすようになった。そのため、バスケットボール部には入っていたが、そのうちまともについて行くことができなくなって幽霊部員になった。バスケットボール部顧問には、一度とても落ち込んだ僕の姿を見られたことがある。

友達にはとても説明などできなかった。それだけで変な人だと思われたら困ると思っていた。発作が起きそうになると、なるべく人に見られないところに隠れた。毎日を発作が起きないように、とびくびくしながら送っていた。

高校のときに、担任の先生が精密検査を強く勧めてくれた時、その先生はそれまでまったく僕の異常に気がつかなかったようだ。バスケットボール顧問からちょっと話を聞いていたのだというが、暮らしぶりはまったく普通に見えた(特別なことがない限り普通だから)。ただ、あれは高校1年のテスト期間終了後だと思う。添削されたテストが山ほど返ってきて、すべて担任が名前を読んでテストを配った。僕は名前を呼ばれて前に出るたびに固まった。最後には顔をしかめてうずくまった。そのときは、脚にも強いひきつけが起きて、まともに立っていられなかった。そのときに始めて、この子はまずいと思ったようだ。

薬を処方される前が一番つらかった。僕はこの症状を親にしゃべっていなかった。親の前ではそれほどストレスがなく、発作が起きないので、気づかせることがなくそれまでやってきていた。高校の担任から初めてこの症状のことを聞かされた親は、勧めどおり僕を病院へと連れて行った。だが、病院はストレスの宝庫なのだ。待ち時間のあと、名前が呼ばれて起ち上がるときに、僕は初めて親の前で思いっきり発作を起こした。そのときに、僕の親は発作を起こす息子を見てショックのあまりほとんど泣きながら僕を診察室に連れて行ってくれた。ショックを与えたのが分かったので、発作を起こしながら、ごめん、と心の中で思った。病院での親の粘りもあって、今こうして正しい病名を知り、正しい処方を受けることができている。

薬を服用するようになってから困ったこともある。
Tegretolは発熱などいくつかの副作用を伴うことが知られているが、僕はそんなことはあまり気にならなかった。僕にとって薬の影響が大きく出たのは、耳だった。
中学の頃からロックに傾倒するようになり、音楽を聴くことは自分の人生の一部になっていた。薬をまともに飲み始めた高校には、バンドを結成し音楽を演ずるほうにもなっていた(演奏にもとてもストレスを感じ、またたまに発作が起きてはいたが、好きなので続けていた)。薬を飲んだ次の日、周りの音がすべて「半音」(全音の半分、オクターブの12分の1)下がっているように聞こえた。さらにテンポもかなり遅くなっているように感じた。最初は、ギターのチューニング(調弦)が狂ったんだと思った。すると、ギターだけでなくて、ラジオやCDの音全部が狂っていることに気がついた。このときは、どうしようかと悩んだ。楽しそうな曲もなんだか気の抜けた感じに聴こえるし、ハリがなくなっているように思った。
最近では、この現象にはすでに慣れていて、半音下がったほうに自分の感覚を合わせている。
また、少し眠くなる副作用もある。テストのときなどは、夜遅くまでテスト勉強をしていたが、薬を飲むと限界が早くに来るようになった。

でも、発作が起きなくなったことで広がった可能性のほうが断然大きかった。
高校では、バンドで何回かライブをすることができた。
また大学に進学できた。それまでは上京することなんか考えることもなかったが、自信を取り戻せたこと、ストレスを軽減できたことは、上京の一助になってくれた。大学に入ってからも音楽活動はやり、ライブもこなした。また新しい趣味も増やすこともできた。
それに、いろいろな人前で自分の作品や活動をアピールすることがそれほど怖くなくなった。これはとても大きなことで、考えるだけでもストレスだったのに、実際に行動に移せるようになったのは、結果として残せるものがぜんぜん違ってくるのだ。

少々がっかりしたことは、この病気の根本的治療法がないということだ。
上京し東京大学に進学し、学内の東京大学付属病院に紹介を得て診察をお願いした。しかし、そこでも決定的な情報はなく、Tegretol錠の常用を継続するしか方法がなかった。ここで情報がなければ、もうどこにもないのでは、と諦めがついた。今は、ある年季に自然治癒するというその一事だけを希望に、病気とうまくやっていこうと思っている。

これだけ情報が手に入る社会になっても、Web上にあるPKCの情報は少ない。
以下に見つけたものを載せておく。

罹患者の個人ページ(情報をまとめている。体験談等含む)
http://www.kct.ne.jp/~ohba/paroxysmal.html
染色体の異常との関連性を調べた論文(ちょっと難しい)
http://www.nagasaki-u.ac.jp/zaigaku/ronbun/ronbun0706/ishiyaku0706/ishi0706-i-2/ishi-i104ronbun.pdf

今後、英語の文献等を探して、有益なものを取り上げて行こうと思う。
長文だったがご容赦願いたい。

Monday, September 10, 2007

秘密

本当の正直者は、「お前はうそつきか?」と聞かれて「いいえ」と即答しない。


これはよくある精神分析の問題だそうだ。
本当の正直者は、自問自答をし、人生で一度たりとも嘘をついてないと言い切れるかを考え、その場合「いいえ」という解はたいてい嘘になるため、「いいえ」とは答えられない。
100%他人に自分を正しく打ち明けられる人間はいないし。
そもそも、自分を100%正しく知ってる人間はいなさそう。

Thursday, September 06, 2007

Jane's Addiction =: Filter

FilterというNine Inch Nailsから派生したバンドがあります。
このバンドを先に聞いていたので知らなかったですが、
さっきJane's Addictionを聴いたら、すごいそっくりでした。
つながりあるのかな?

Saturday, August 11, 2007

不況高知(おいしい食べ物が多い県1位)



まずは左の表をご覧ください。
出展:株式会社リクルート ニュースリリース「じゃらん宿泊旅行調査」
http://www.recruit.jp/library/travel/t20070802/docfile.pdf


ね、高知いいとこあるじゃん。
それも、うまいものが多いとされる「北海道」を押さえてダントツですよ?
「ホスピタリティ」(献身的なおもてなしって言う意味)も第4位だよ。
質高いじゃん。
でもね、「魅力ある旅館」がないんだって。
それは納得かな。
だからといって、金を使ってでかいホテルたてればいいんじゃないの。
「魅力ある旅館」第1位は「沖縄」。
これからなんか学んだほうがいい。
沖縄も高知同様にお金はあまりない県だから、
でっかい施設ばかばか建ててるわけでもない。
じゃあ、何がいいのか、たぶん雰囲気じゃないのかなぁ。
南国沖縄のイメージにたがわぬ、南国風情を味わえる旅館が多いんだよ、きっと。
沖縄への旅行客はこれ楽しみって言っても過言でないらしいので。

これってつまり、高知の海とか山のイメージそのまんま、
海山へ泊まりに行く!って感じの宿が少ないからこうなるんじゃない?

まあ、宿自体が少ないよね、確かに。
空港も遠いしね。
見た目で負けてるってことだよね。これ。
「ホスピタリティ」あって「うまいもん」あるんだから、
がんばりようだと思うんだけど?観光協会?

Friday, July 20, 2007

私の変な夢 I (階段からこける系)

1.階段から転がり落ちる
これは主に実家の階段ですね。最上段から勢いよく転げ落ちます。
時には、欄干から飛び降りたりもします。
顔面から着地するときに目が覚めます。

2.重力が反転している
これは、学校とか会社とか、うちとかいろんな場所を舞台にします。
開始時点からすでに重力が反転しています。
つまり、床が天井で、天井が床になっています。
学校や会社なのに自分しかいません。
電気は煌々とついています。
ほかの物体には重力が正常方向に作用しているので、机はひっくり返って落ちてきたりしません。
自分だけが天井をあるいています。
最終的には、探し回っても食べ物も何もないので、窓から空へ飛び降ります。

Thursday, July 05, 2007

不況高知(よさこいの考え方)

「よさこい祭りはどこの祭り?」というと、首都圏下の人々はこういう。
「そんなのどこでもやっている。日本の祭りだよね」

「高知はどこにある?」と聞くと
「四国の南のほう」と答える。
だが、「四国4県は何と何?」と聞くと
「愛媛と、徳島と、・・・香川と、・・・・・松山」
といったりする(もちろんほとんどの人はこういった間違いはない)

正答は念のために言っておくと、よさこい(夜さ来いと宛てたりする)祭りは高知を発祥とする。
元は徳島の阿波踊りを意識して作られた、戦後の復興のための祭りだった。
阿波踊りよりも音階(フレーズ)を意識して作られ、正調と呼ばれるメインテーマ曲は高知市の行川(なめかわ)出身者によって作曲されたという。
正調に宛てた踊りには、必ず「鳴子」という楽器を持ちそれを体の前で振りかざすことで音を出しながら踊るという、アフリカの民族舞踊にちかい「リズム」を意識したルールが持ち込まれた。

歴史的には50年を超える「文化」になっていたが、それがマンネリ化してはいない。
民衆の音楽とともに、踊りの音楽を変えていくスタンスをとったのは、保守的な日本の文化の中でも数少ない「文化」であった。
サンバやロックを吸収していき、踊りの形式も大きく変容していった。
櫓(やぐら)と呼ばれる、屋外大型オーディオをトラック後部に積んでバッテリーで駆動させ音楽を大音量で流しながら町を練り歩く、踊り子はその後ろをついていく形で踊る。
音楽の変容に合わせ、衣装も近代的なものを取り入れていき、和服をモチーフにしたきらびやかな洋服が大勢を占めていった。

元の阿波踊りの形はこの時点ですでになく、よさこいが脱皮をした瞬間ともいえる。


最近、サマーフェスティバル(サマフェス)と呼ばれる屋外型音楽祭が若者に広く受け入れられている。
この、サマフェスに対して注ぐ若者の熱気は、高知においては以前からあり、よさこいに向けられていた。
真夏の夜、あかあかとイルミネーションを撒き散らしながら爆音を鳴らして街中を踊る快感は、昔からある踊りの快感に近代の芸術の感性を交えて、大いに若者を充足させるものである。
さらに、高知では年寄りによる若者への抑圧が少ない風土がある。
むしろそういう暴れ馬的な出る杭を、ほったらかしにしてみようという、悪く言えば放任主義がある。

サマフェスを比較にあげたが、サマフェスの現象を見ると分かるとおり、音楽を基盤にしたこの文化はしっかり商業につながっている。
しかし、よさこいの場合そういう「商魂」、「プロ根性」、「金の感覚」がつきまとっていなかった。
これが、「よさこい=高知」の粘性を開放させた一原因である。
「よさこい」を日本各地で楽しめばよいという発想の元、各地でよさこいの類似品を許すというオープンソフトウェアに近い展開を広げた。
結果、近年数年では池袋、原宿、札幌各地でよさこいのモチーフが使用され、日本の夏を演出するようになった。
逆に、発祥である高知にはライセンスチャージ的な利益は何も残らない結果となった。

サマフェスにも、ビジネスに偏りすぎたものは音楽のフリークに受け入れられない傾向がある。
これは、音楽が至上であり、それそのものを楽しむためだけにサマフェスがあるべきという一種の思想から生まれる動きである。
しかし、もともとこのような考えがよさこいにあったとすると、先進的であったともいえるし、極度に偽善的であったともいえる。

サマフェスにかける意気込みというものは、視聴者だけが持つものではない。
むしろ、参加者、音楽発信者にとって、大きな舞台であり、音楽の高揚を一番得られる環境といえるこのサマフェスが持つ意味は大きい。
よさこいもそういうプロ意識を醸成する方向に発展すべきではないかと思ったりする。
つまり、音楽、服飾、ダンスで個性を主張しようとするセミプロを育成する場であって、それを支援する祭りであるというスタンスをとるべきではないかということである。
偽善的であるならば、とことん偽善に走り、いつしかそれが善になるということがあるだろう。
踊りという触媒によって、それがいろんな文化の通り道になり、形は変われど活性化する、これはもともとよさこいがもっていた文化をさらに昇華させる方向ではないかと思っている。

Wednesday, June 27, 2007

触媒(一寸法師)

大きくなったら、今までの自分は消えてしまう。
過去は残らない。
それでも打ち出の小槌を迎え入れた男。


一寸法師


この勇気は、死を迎え入れるに等しい。
ただ、彼はそれまでに死ぬような思いをいくつもしたのだから、
彼には特別なことでもなんでもなかったのかもしれない。


よくよく考えると、これまでの自分を捨てることなんて
大したことはないのだけれど、
人間には「生きなければならない」という教えがあるし、
故郷を思う気持ちもある。
変わりたくないという思いが自然と起こるのが人間だし、
それが「自分」だという定義もできる。
でもそれはただの粘性かもしれないし、慣性かもしれない。
だるいから変わりたくないだけかもしれない。
自分の中の一部を見てどこが「自分」らしいのかを探してみても
自分全体を見ないと自分ではないし、
他人が見た自分を「自分」とするのであれば、一生「自分」は見えない。
自分を見すぎると、今度は自分を見ている自分を見ることになる。

だったら「自分は何かはわからない」けど、まああるものとして、
それより大事なものを探すしかないんではないか?
自分の価値なんて分かりっこないんだったら、
分かることの積み重ねで自分を創れば。
どうしてもっと動かないのか。
よじらないのか。
以上

文字数と行の長さで遊んでみました。

Monday, May 21, 2007

IDEA(なぜビーズクッションを使わないのか)

思うんですが、お風呂で使う洗いタオル、あんな薄い布を手の圧力で体に押し付けて擦ったら、
せっかく布についてる泡が、どんどん減っていきます。
もったいないです。
布と布をこすり合わせたら泡ができる→でも体に押し付けたら泡が搾られる
できるだけ泡を搾らないで体にこすりたい→十分な空洞を保持する「布」であればよい
→!ビーズクッションがいい!あれ気持ちいいし、押してもなんかぐにょって変化して体積は変わらない=
中に含まれる空洞の体積は変わらない=泡があんまり減らない
ビーズクッションって洗えるんだし(水に浸けて洗うらしい)いっそアレで洗えばいいじゃん。
でもビーズクッションはグニャグニャしすぎて洗いづらいので、ビーズクッションの中にパーティションをこさえて、ある程度固形性を保てばいいんじゃない?ウォーターベッドみたいにして。

無印良品が商品化してくれないかなァ。
webで投稿してみようかなァ。

Thursday, May 10, 2007

Google Personalized HomeがiGoogleに!

Google上に好きなガジェットを搭載したり、
タブでまとめてみたりできた、Web OSさながらのオンラインデスクトップであった
Google Personalized Homeですが、
このたび、iGoogleと名前を変えていました。

それだけではありません。
スキンが適用できるようになっています。
これまでは、白地に青のさっぱりしたビューでしかなかったのですが、
アニメーション効果を取り入れた目にうれしいビューに進化したようです。
(アクセスした時間にあわせてビューが変化しています)
これで、本当にオンラインデスクトップになってくれそうです。

http://www.google.co.jp/

Google Analyticsのビューが新しく!

Google AnalyticsはGoogleが昔買収した会社が提供していた、
アクセスカウンターサービス(タダ)です!

これまでも、Flashによる画期的な可視性を提供していたGoogle Analytics。
また、新しくなりました!1ヶ月のアクセス数統計が通しで見やすくなっています。
さらに、アクセス元地域が見やすくなって、どの地方の人がページをよく見るか
一目瞭然です。

http://www.google.com/analytics/

Wednesday, May 09, 2007

SonicStageでMP3エンコード(録音)

Walkmanを持っている人は大概SonicStageを使うんですが、
なぜかmp3にエンコードする人は少ない。
みんなatracとか使っちゃうんですね。
もったいないですよー。いつまでもWalkmanだけ使うなら
いいですが、iPodに替えたりしたら、これまでの音楽聴けませんからねー。
MP3で録音しておきましょう。

MP3のエンコードの仕方

[ツール]→[設定]→[CD設定]→[CD録音]→[マイライブラリへの録音フォーマット]→[設定]
MP3を選択。

Wednesday, April 11, 2007

Music(平沢進)

かなり先端行ってるミュージシャンです。
デジタルミュージックを作曲するのみにあらず、インターネットでmp3を売るというビジネスモデルも開拓した人です。

平沢氏がもといたP-Modelというアーティスト軍団が、エスニックな楽器やらなんやら集めたかなりコアな音楽をやっていたこともあり、徹頭徹尾プログレッシブです。
声質が、高音から低音へ、低音から高音へ、沖縄民謡のこぶしの入り方のように喉を使いまわし音程変化するクリーンボイスです。
これを最大限にイカすとこういったプログレッシブになるんだろうと、Yesなんかと並べて思ってしまいます。

Tuesday, April 03, 2007

不思議(報道2)

いや、やっぱりおかしくなかったですね。

そもそもオフィシャルサイトは、公開しちゃった情報ですから、
それをさらにいくら広めようと、ただ管理人がうはうは言うだけなんですね。

これが、違法に公開された情報だと問題があるわけか。
著者が広められたくない、もしくはタダで公開されるのが大きな損害になる場合、著作権が効力を発揮しますね。
日本人がオーサーなりディレクターなりやってるyoutubeのムービーにリンクを貼るのは当面やめようと思います。

Sunday, April 01, 2007

不思議(報道)

「報道」ってなんだろうって最近気になっています。
Wikipediaでは「報道」の意味を以下のように説明しています。
Wikipedia
少々引用すると(2007年4月現在)
報道ほうどう)は、ニュース・出来事・事件事故などを取材し、記事・番組・を作成して広く公表・伝達する行為であり、言論の一種である。ジャーナリズム。
ここで、報道する側がマスコミ、ジャーナリストとなるわけです。

そうすると、Wikipediaってマスコミじゃないの?って思うわけです。Wikipedia上にある記事は、あくまで二次情報を元に構成した寄せ集めに過ぎません。しかし、それが「記事」であることは紛れもないと思います。しかし、ジャーナリストは存在しません。有象無象の視聴者参加型記事生成が行われ、誰が記事の著者かはわかりません。

そうすると、Wikipediaがいろいろなオフィシャルホームページにリンクを張っていることは、非常に危険な香りがします。著作権的に。「自動公衆送信権」を侵害している可能性が出てくるのでは。。。

ブログの用途分離

このブログのこれまでの用途としては、
日記は主にmixi用に、そのほかのねたはオープン向けに書いていました。
別にそれらは渾然一体としてよかったのですが、見た目がよくありません。
ブログを通して一貫性がないというやつです。
そしたら、用途で2つに分ければいいのでは、ということで、日記はmixi内部用の掲示板に、その他のネタはこのブログに貯めることとしました。
もし、日記にたどり着きたい方は以下を参照ください。

http://mixi.jp/show_friend.pl?id=150946

Saturday, March 31, 2007

Youtube(Camel / Never Let Go)

Camel - Never Let Go

これを聞いて、やっぱりはっきりと思いました。
この時期の音楽って、ぜんぜん古くない。
今出しても絶対イケるよ。
ひとついうなら、音が古いだけ。
ギターとボーカルは音の作り方を最新のものに挿げ替え。
ドラムはピッチを変えて、パワードラムにすりゃいい。

カバーするのにぴったりだなぁ。

Thursday, March 29, 2007

日記(風邪か?)

喉の痛みと頭痛で臥せってしまいました。
春になったなぁって実感がわきましたよ、ちきしょー。
ハウスダストかっ!?
じわじわ殺す気か?

結構気を使ってご飯も食べてたし、どうしてだろうねぇ。
あれ、いや、朝飯は抜いてたかも。
いや、晩飯もちょっと遅かったかも。(12時とか)
ん?自業自得?

Tuesday, March 27, 2007

Music(The Mars Volta/ Inertiatic)

The Mars Volta - Inertiatic ESP

はい、またYoutubeから拾ってきました。

昔のキーボーディストがエラいべっぴんさんだったのはまあおいておいて。
ジャズなどのエッセンスを取り入れたむっちゃくちゃなバンド構成のアーティスト軍団The Mars Volta。
バンド構成は以下参照。

マーズボルタ

ex. At The Drive-Inのメンバーが作ったとは露知らず、でも後々で聞いてみれば確かに聞こえる空耳アワーですよ。ボーカルが一緒じゃん。「童貞ちゃうわ」といっしょだ。("Faulty Tower"とシャウトすると「童貞ちゃうわ」にこう聞こえる迷作空耳、以下参照)

空耳アワー

Sunday, March 25, 2007

Music(Kansas)

Youtube - Kansas Carry on My Wayward Son

いい時代になったもんだー
'70sにリアルタイムでKansasを聞いたような方々はそう思うかもしれないです。
Youtubeにやっぱり転がってましたよ。ムービーが。
すごいなぁ。Yesだけじゃないんだ、ネットで見れるの。
Kansasは、ツインギターとキーボードでメロディーをこれでもかと分厚くしていますね。
コーラスもたくさんいて「何人で歌ってる?」という感じです。
[まあ、それくらいは他のプログレバンドでもしょっちゅうやていますよね]

個人的にプログレを制覇しようと決めてから半年くらいになりますか。
やっとKansasにまで行き着きました。
RushやらMarillionやらを聞いてからというのは順番が逆な気がしましたが。

Kansasおすすめ
"Dust in the wind", "Miracles out of Nowhere"

Saturday, March 24, 2007

日記(神がインターフェイス)

世界から見た場合、北朝鮮内部へのアクセスに欠かせないインターフェイスが6カ国協議であり、またキムケガン外務次官だと思うのですが、彼が怒って帰ってしまったら何にもならない、インターフェイス恐るべしと感じましたね。

思ったのですが、わらをもつかむ思いでインターフェイスに語りかける様子は、まるで人間が神にすがりつくかのようだなあと思います。神に似た力を持つ、「インターフェイス」。もしかすると、神も、人間と「別世界の何か」とのインターフェイスであるかもしれません。人間には見えないものを具現化して人間として表現したインターフェイス、それが神なのかも。で、さらにインターフェイスにアクセスできた数少ないエキスパートが、「キリスト」だったり「ムハンマド」だったりするんでしょうねぇ。そのAPIリファレンスは「聖書」や「コーラン」であって、「教会に行って懺悔した」り「1日5回メッカにお祈りした」りしてなんとかインターフェイスにアクセスしようとする。

となると、「天国」や「地獄」なんかは、何に相当するんでしょうねぇ。
むー、「思考実験」に近い日記になってしまった。

P.S.
ひとつ思うことは、なぜ「布教」が必要かということ。「救い」を与えるため?

interface
【名-1】 接合部分{せつごう ぶぶん}、接触面{せっしょく めん}◆異質な物の間の
【名-2】 接点{せってん}、仲立ち{なかだち}、連絡(係){れんらく(がかり)}、橋渡し(役)◆【同】liaison
【名-3】 《コ》インターフェース
・ The designer worked on an interface for the program. デザイナーはそのプログラムのインターフェースに取り組んでいた。
【名-4】 《物理》界面{かいめん}
【自動-1】 相互作用{そうご さよう}する、調和{ちょうわ}する
【自動-2】 人と話す◆【同】interact /
【他動-1】 結び付ける、結合{けつごう}させる、つなぎ合わせる
【他動-2】 《コ》インターフェースで接続{せつぞく}[連結{れんけつ}]する
【他動-3】 相互作用{そうご さよう}させる、調和{ちょうわ}させる
from ALC

Tuesday, March 20, 2007

思考実験(パトリオティズム 3G)

続き

「踏み絵」
日本は愛国心強きものを国民として受け入れる制度を成立させた。
国民はその承認を受けるために下記のいずれかを満たす必要がある。
・「国」のために、私財を奉納する
・「国」のために、公務およびそれに準ずる職務に就く

前者は、前述した徳政令と同義と思っていい。
厄介なのは後者。
これは、表向きは財力のない市民に対し抜け道として用意された条項であるが、簡単にいえば自治警察機構の形成を促すものである。
つまり、関門海峡や中四国連絡橋付近の国境付近では、「非国民」がうじゃうじゃいることになり、警備するには公務の警察機構だけでは人員が不足する。自警団としての人員を確保する必要があった。そこで、「国民」としての資格を与える代わりに警備を課する、この制度の導入にあいなった。

この制度自体は問題ではない。
ただし、この場合有効に機能しすぎたことが問題であった。
「愛国心」を教育された世代、このとき20から25歳にかけた体力余る人員が大量に集まって警備を強化した。彼らの中には、自分たちのことを「新撰組」といってはばからないものが多くいた。その大義名分のもと、「新撰組」員による隠れた暴力や差別が横行していくことになった。

一方的に締め出しを食らった形の自治国家の国民は、2つの大きな勢力に分断されていった。
一に、「日本国」との友好的な国交を形成し、自治国家の安穏を築こうとする穏健派。
一に、「日本国」に対しゲリラ戦を企て、日本に対して優位な関係を築こうとする過激派。
言うまでもなく、国境付近は自称「新撰組」の日本国自警団と、自治国家過激派がにらみ合う武装地帯と化した。

この間、日本国の政治家は上記のくだらない法案だけを作っていたのかというと、その限りではない。
一部には、自治国家に政治的土壌を持っていたり、自治国家の思想に共感している者がおり、これら「有志」は秘密裏に防衛線を越えて自治国家へ逃亡したり、国内でゲリラ組織に匿われて隠遁した。

===========
ここまでがバックグラウンド。
これで話の1割くらいしか達していない。

物語はこの後、前首相の息子である政治家の国外逃亡を阻止しようとする諜報機関と、自治国家に滞在する国連派遣員(裏でCIAが糸を引いている)の情報操作戦に移る。
日本と自治国のテレビ、インターネット等手当たりしだいのクロスメディア戦略が繰り広げられるが、いずれの目論見も破綻する出来事が起こる。
それは「情報再構成者」の登場。
あふれかえる真偽不明の情報に対して、まるで事実を知る神のごとく、すべての情報の真偽を暴き周知させる能力を持つ者。
たとえば、あるある大辞典IIが「納豆ダイエット」の放送をすれば、その10数秒後にはその嘘を暴き、○○テレビの電波をジャックし「捏造内容を放送いたしました」とテロップを出す。
「この能力を持つ者が日本もしくは自治国のどこかに存在する」
そのとき、2大勢力は彼の能力者を全力を持って確保しようとする。

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続きは気が向いたら書きます。

Friday, March 16, 2007

DIARY"桜"

大学入学時、最初に東京に来て思ったのは、桜が多い土地であるということでした。
本当を言うと、こんなに桜が多いと、ありがたみがないなあ、というほど河岸は桜だらけでした。

さらに日がたち、桜の花びらが散り、道路に累々と降り積もっているのを見て、これは自然ではないな、と思ったことです。
山桜の侘びがない。。。
人間って、美しいものを身近に置きたがるけど、そうすると幾多の砂の中から砂金を取り出だしたような感動は得られなくなるんだなぁって。
そう、感動。これ重要だ。

オチなし!

Thursday, March 15, 2007

日記(仕事人間てさ)

エラい上の上司(もう上司って言葉使えない)と呑みにいったら、なんか固まってなんもできない自分がいました。
でも帰り道一緒だし、マンツーマンですよこれが。困った。
大人になりたくねえなぁ。
余計なこと考えなくていいのにね。
何にも考えなくていい。
確か中島敦の本に、弓の名人の話を書いたやつがあったでしょう。
弓を極めた男が最後に弓を見て、「これはなんという道具だ?」というという。
人生の達人ってそういう領域だよね。

あ、いっこネタ思いついた。今度思考実験で書こう。

Sunday, March 11, 2007

日記(イトーヨーカ堂と作曲)

引っ越した先の近くにイトーヨーカ堂があります。郊外の複合ショッピング施設といえば、個人的にはイオンくらいしか出てこなかったのですが、イトーヨーカ堂も結構いいですね。ま、実は私は本屋とCD屋があるだけで満足する簡単な人間です。

今頃になって「ライ麦畑でつかまえて」を読もうと、手に取りました。さらに、「僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由」を衝動的に手に取りました。内容は読了後報告しましょう。今回はどっちも楽しみ。

とりとめないことを書きますと、久々に作曲欲が出てきました。最後に作ったのはいつだったか、5年前かな?MIDIでやるのかな。そうしたらDTMソフトを買わないといけないかな。それよりMTRかな。なんて考えています。

[::BGM]
Youtube - Mew - Special
とちゅうで空耳「あかるいなー」に聞こえる。

Wednesday, March 07, 2007

Animation(風人物語)

「風人物語」
Tsutayaで借りたのを今見てます。

前も書いた気がしますが・・・
Production I.G.製作、押井守氏が監修やってるアニメなんですが、結構好きです。
アニメなのに背景画、セル画が変わっています。
割り箸ペン(割り箸に墨つけて描く)絵みたいなアウトラインに、水彩したり貼り絵をしたような背景。
フェミニンなふくらみを強調して細部を完全にデフォルメした輪郭に、べた塗りしたようなセル画。
なんか絵本を読んでるような気がします。

ストーリーは、デジカメ部の女の子2人が風にまつわる不思議な体験をするという話。
猫が空を飛んだり、主人公が屋上から飛び降りても死ななかったりします。
かなりファンタジックで、でも青春らしくてほんとさわやかな気持ちになります。
芸術性高い!

Monday, March 05, 2007

Youtube(Mew)

ひさびさにyoutubeです。
Snow Brigade / Mew

ひさびさにいいです。"New Prog"(新時代のプログレという意味らしい)に分類されるそうです。
YoutubeでMewを調べるとTokyo Mew Mew(?、多分東京ミュウミュウというアニメがあるんでしょう)ばかりがでてきて、ちょっと"Youtubeきもい"となるわけですが。

さて、Mewですが、まずは音の作りこみを聞きましょう。
なんか「ほわー」という感じの音楽に聞こえると思います。
次に、メロディーをしっかり追って見ましょう。
あまり聞いたことないメロディーのはずです。
んで、ドラムやらギターやらエフェクトをしっかり聞いて見ましょう。
かなり凝っています。
最後に歌詞を見ます。
なんかコワいよ!
http://www.stlyrics.com/songs/m/mew9226/snowbrigade1042529.html

まあ、こんなかんじで、Mewって不思議だなぁと思うのです。

Saturday, March 03, 2007

思考実験(パトリオティズム 2.0)

続き

国民のID管理体制が行き渡った2013年、人間は生まれもって指紋と動静脈、網膜などの生体情報をデータベース登録された、飼い牛のごとき存在になっている。
2015年には法体制の整備が進み、死刑等の従来の刑罰が撤廃される。
代替の刑罰として、国民IDに対するランク付けがなされるようになる。
たとえるならこうなる。

元来、運転免許に採用されていた減点制度。
各運転手には、最初にまとまった点数を与える。
道交法の違反が判明した時点で、運転者の点数は違反の種類にあわせた減点がなされる。
その点数がある閾値を切ったものは、自動的に免許効力の剥奪、それに準ずる制約を課される。

つまり、国民IDにランクが付与されており、生まれもって一兵卒の国民は、
犯罪を犯すことでそのランクを下げ、逆に無犯罪を一定期間継続すると高レベルの行政サービスを受けられる「騎士」としてのアイデンティティを得る。
この制度により、さらに強固な国家体制を築くことに成功する。
無論、この場合国民年金の未納はランクを下げることに他ならない。

さすがにこれらの「階級」はプライバシー保護の観点から公表されることはない。
「個人に対して付与されるものであり、その情報は国家が正当に保管される」という触れ込みで導入されるのだ。

この時点で、次のような妙な現象が起こる。

まず、地域格差の拡大。
行政サービスには限界が存在する。
日本国各地で同等のサービスが保証されるということはまずありえない。
人口の集中している中央には、自然と洗練されたサービス体制が敷かれることとなり、
相変わらず財政に苦しむ地方はそのサービスレベルを提供することができない。
そのため、地方にはランクが低いもの、中央にはランクの高いものが集中することになる。

次に、裏政府の形成。
低ランクにより生活に困窮する国民が、ランク向上のためによりいっそうまじめな国民になるか。
答えはNoである。
締め付けのキツい政府のやり方に対する反動として、これらの逸れ組を束ねた新たなコミュニティーの形成にたどり着く。
それが共産なのか、はたまた別の思想なのかははっきり言うことができない。
というのも、このコミュニティーはまさにさまざまな理由で国家から「非国民」の判を押された者たちの集団であるからである。
思想が統一されておらず、そのため強力な経済団体などのバックアップを持たない。
超国家的ユートピアの形成である。

最後に、「愛国者」の横暴。
愛国の徒は、日本を「われわれのものだ」と主張する。
つまり、日本とは、国民として認められたものだけが占有する領土であり、行政であり、文化であると主張する。
『私は年金払ってるわよ、なぜ払っていない人が近所に住んでいるの?』

さて、これらをあわせてみよう。
何が起こるか。
自治国家の成立である。
領土としては日本の内部である。ただし日本の庇護は受けない。
参政もしない。
そのような非国民の集合体が、九州、四国を中心に『ユートピア』を形成する。
ただし、経済活動のみは日本本体と切り離されることなく密な連携をとるであろう。
それは、ある意味中国から見た台湾のようなものである。

2022年、それは起こる。
自治国家は、日本本土の下請け技術屋や第1次産業のメッカとして確固たる地位を確立している時代。
自治国家は半国籍自由化を行う。
そう、日本としてのアイデンティティというよりは、自治国家としてのアイデンティティが芽生え始め、超国家的な思想から、思い切った実力主義体制へと移行しようとする。
これにより、経済活動の活発化を試み、日本本土やそれにならぶ中国(この時点で中国は3国に分離していると予想する。ここでいう中国は、東海岸の中央となる国家)に匹敵する政治力を得ようとする。
大量の外国人の流入と、治安悪化が起こる(私はこれが相関する事象とは考えていない、ただし起こるときは同時に起こるだろうと考える)。

ここで、日本本土は驚くべき対策をとる。
「自治国家の切り離し」と、それにあわせた「国民の選別」
つまり『踏み絵』である。

続く

Wednesday, February 28, 2007

日記(寮が変)

筆者はパソコンでテレビを代用しているんですが、
寮のテレビ線つなぐ口がパソコンから遠くて、線が届きません。
そんでテレビが見れません。
早い話が、長い線を買えよという話なのです。

でもおかげでなんだか有意義なときを過ごせますよ。
テレビって見なくていいんだ、って最近思った自分に、「おい、オヤジ化してきたな」と危惧しています。
最近のテレビの話題についていけません。
なんですか花男って。

Sunday, February 25, 2007

日記(引越し終了!)

疲れました。
でもさすがに引越しには慣れたモンです。
業者が来る10分前に荷物の準備完了。
ちゃちゃっと運び出してもらい、「適当に引き入れといて」と引越し先に連絡。

というわけで横浜市内での引っ越し終わりました。
平日はとても忙しく、荷物もまだダンボールのままで、なんとも雑然。
でも窓から見える景色がよくて、朝なんかはすがすがしいのがいいです。
なんか引越しフェチになりそうだorz

今日は久々に高校の友達にあって、「社会人になると金の使い方が変わるなあ」と言われました。
まあ、学生のときは極貧でしたからw

Saturday, February 17, 2007

日記(引越し&1週間ネットできませんあしからず)

夜中仕事をして、寝ずに今に至ります。

転勤間近です(ある意味「転勤マジか?」です)
3時間後に引越しが始まります。
そんなわけで不眠状態で荷造りに取り掛かります。
(おそろしいことにまだ作業残っとる)
ネット環境も分解し、新しい拠点に移るわけですが、
そちらはネット環境が整っていません。
25日にはつながると思うんですが、
それまでに緊急の用事のある方は携帯までよろしくお願いします。

引越しがんばりまっす!
(といいながら昨日の晩飲むはずだったシャルドネスパークリングを飲んでいます。大丈夫か俺)

Tuesday, February 13, 2007

思考実験(パトリオティズム 1)

時代背景は、15年後の日本。
愛国心を教科書で習った少年たちが成人するころ、日本では何が起こっているか。

「大学では愛国心を演題とした講義ができる。
大学生たちは原理的に愛国心を論じ始めて、若干学生闘争的なことが起きる。」

みたいなことは普通に想像できるのですが、ストーリーがちょっと描けなかったので、地下鉄の中で考察しました。
構想20分。

=========

「愛国心」これを毛嫌いする世代は確かに多い。
しかし、政府はこれを良しとしなかった。
政府は国家の存続にかかわっている問題だと意識していた。

日本の国民性が、「無関心の自由」と「情報非局在化」によって一気に希釈された日本。
NHKの受信料不払いする若者のように、子供の給食費を滞納する親のように、
「ん?なんか問題あんの?」という意識の蔓延がとまらない。
国民年金の不払いが増え、福祉制度は破綻の一途をたどっている。
国家の借金はどうにもならなくなっている。

政府は、手詰まりになっていた。
そこで、2008年日本は憲法や教育基準法に「愛国心」の3字を入れた。
愛国心さえ広がれば、国のためを思い国民年金を納入するだろう。
愛国心さえ定着すれば、国債の徳政令を出してもだれも文句を言わんだろう。
すべての切り札は「愛国心」であった。

ただし、与党の「愛国心」法案化に対して共産その他から厳しい反発があった。
そのため、法案として成立するときには形骸化された「愛国心」という言葉のみ残ることとなる。
憲法9条以上に解釈の仕方がいくらでもある、どう読めばいいのかわからない法文ができあがる。
何がどうわからないかというと、具体的には、原理的な愛国心論議によって、「愛国心が戦争を呼ぶ」などという戦後世代を懐柔するために、「国を愛するのではなく、国民を愛するのだ」「プラクティカルな愛国心」といった謎の表現が使われ、愛国心が何を目指すかを示さず、ただ必要だといってみせる。
そう、そもそも手詰まりの政府が徳政令を出すために切り出した札が「愛国心」であったわけだから、そもそも理由など取ってつけたようなものだった。
ちょうど問題化していた教育問題に絡め、正常でない子供たちを正常にするには「愛国心」が必要とまで言って見せた。

愛国心に対する反発は、法案化の後、意外なほどすぐに違和感を失くし、忘れ去られた。
日本のよいところは、その柔軟性である。
ひとたび法整備されてしまうと、何なりと順応してしまった。
「表現の自由だけは奪われてはならない」と最後までウルサく叫び続けるマスコミを除いて。

続く

Monday, February 12, 2007

Youtube(Skid Row)

Skid Row/ The Threat

コメントでSkid Rowのネタがあったので、こちらをリンク。
セバスチャンバックの声はどこから出ているのか、よくわかっていなかったのですが、
これを見ても、さらによくわかりません。
簡単に高音やらシャウトがでるのは、やはりなにか仕込んであるとしか思えないのですが。
なんにせよ、古きよきLA Metalのサウンドです。

やっぱドラムスはロブアヒューゾがいいと思います。

Saturday, February 10, 2007

Youtube(My Chemical Romance)

Youtube- My Chemical Romance/ Welcome To The Black Parade

まあ、これでもヘビメタ系出身なので、こういう音楽も聴けるわけです。
最近もてはやされてますな、マイケミ(?)
アメリカらしくていいじゃないですか。
最近アメリカ弱いなぁとおもっていたので。
でも、メタリカほどの大物はなかなか出てこないのですねぇ。

この曲はHeavy MetalとGreen dayを足して水割りにした感じです。
お好きな方はどうぞ。

Friday, February 09, 2007

Youtube(Mystery Jets)

Mystery Jets - You Can't Fool Me Dennis
↑youtube 動画
Lyrics
↑歌詞

これいいよ。
Mystery Jetsなんて知らなかったけど。
むしろJetですか、てなボケもかましてましたが。
それでも、初の視聴でいいねぇと思いましたので、お勧め。

こういうちょっと古きよきプログレっぽいサウンドがすきなのです。
歌詞も、絵本ぽくていいですし。

イギリス人てこんなに童顔ばっかりだっけ?

Wednesday, February 07, 2007

日記(Wonderwall)

無感覚、これほどスゴいものはないと思います。
「感覚」てのはかならずミリ秒単位で遅延があるので、感覚なしに動くことはそれを短縮することに他なりません。
でも、無感覚になれません。とてもむずかしいです。
はあ。
これはギターの弾き方の話です。

Sunday, February 04, 2007

思考実験(精神分離 解脱)

Bamboo Flower: 思考実験(精神分離 厭離)

続き

ビデオで語る彼女の3人目の人格は、このようにしゃべる。

カルドと呼ばれる2人目の人格は20歳の男、どのようないきさつで2人目が生まれたのかはわからないという。
真司の不倫を最初に気取ったのもカルドだという。
そもそもカルドは、真司を快く思っていないことから、もとより辛く当たっていた。
さらに不倫をきっかけに、真司を脅迫するのみにあらず、不倫相手に執拗な嫌がらせを始めた。
真司は、自らも精神病を患ってしまったため、交際を続けることをあきらめ、別に居を構えることとした。
しかし、カルドの不倫相手に対する嫌がらせは収まらなかった。
真司は、不倫の負い目から、不倫相手に「決して彼女を責めるな」との戒厳令を強いていた。
「その代わり、自分がすべての責任を負う」。
不倫相手が自殺未遂を起こしたことをきっかけに、真司は酒に逃げるようになった。


その間、彼女自身は、真司との離別によって精神破綻をきたした。
カルドをうらみ、咆哮し、そのときに3人目の人格が誕生したと言う。
辛い記憶をすべて引き受けて、3人目の人格はひっそりと生きた。
彼女自身(1人目の人格)はこれによって、真司との思い出や自分が多重人格であること、ほとんどすべてを忘れることに成功した。

しかし、カルドはしっかりとその記憶を引き継ぎ、やはり執拗な嫌がらせをつづけた。
最終的に、真司はすべてを苦にして、ほとんど自殺に近い形で肝臓を壊し逝った。

悲劇はさらに恨みを生んだ。
自殺未遂と真司の死を経た不倫相手が、退院後妙な行動をとり始めていた。
不倫相手は真司の服を着て、元凶である精神分離の彼女をストーキングし始めたのだ。

カルドは、ストーカーが不倫相手であることを知っていた。
カルドは、「不倫相手は自分を殺しに来ている」と直感しただろう。
そのため、深夜にストーカーによる不法侵入と傷害を偽装した。
わざわざ自分をナイフで傷つけて。
これによって、1人目の人格を恐怖させ、引越しを促したのだ。
そうでなくても、ストーカーの被害者を装うことで、警察の庇護を受けられると考えたかもしれない。

しかし、思惑が外れた。
1人目の人格は、自分が多重人格であると自覚し始めていた。

もちろん、3人目の人格もストーカーの正体を知っていた。
殺される直前に1人目の自分に教えておかなければと、告白ビデオを撮影した。
ヒントとして、自分に対して写真も投函した。

そして、ビデオを見終わった彼女は、すべてを思い出していた。
真司との蜜月の時間を。
その真司を自分が追い詰めて殺したなんて。
押入れの写真を引き出して、見つめた。
写真の焼けた跡は、すべてツーショットの写真の自分の部分を焼いていた。
そう、これはあの旅行のときの。。。
気づかぬうちに涙がこぼれていた。
もう彼女にはどうしようもなかった。

そしてカウントダウン最後のノックが響いた。

-----

男装した女はドアに手をかけた。
女はどうやってかこのドアの合鍵を作っていた。
しかし使う必要がなかったようだ。
鍵はかかっていない。

そう、このドアの向こうに、多重人格女がいる。
今日の日をどれだけ待ったことか。

入った先に待っていたのは、写真をこれでもかと床におっぴろげて、
その上にうつぶせに突っ伏している多重人格女。
抜き足で近づき、前に回りこんでみると、その両眼は涙と思われる液体を噴出し白目を剥いていた。
息をしていない。
どうやって死んだのかわからないが、まあいい。
声を立てて嘲笑い、女はその部屋を後にした。

-----



============
はあ、やっと終わった。思考実験。
構想4分。脚本20分。
多重人格の辛さを考えていて、思いついたストーリープロットを文章にするのに、ちまちま日記で1週間かかってしまいました。
いや、思いついちゃったんで、なんか書いとかないともったいないなぁと思いまして。

エントリー「思考実験」では、思いついてしまったくだらない作り話をしようと思っています。

Saturday, February 03, 2007

思考実験(精神分離 厭離)

Bamboo Flower: 思考実験(精神分離 反駁)

続き

彼女は、彼が浮気をしてからどういういきさつで別れたのか、さっぱり覚えていない。
それどころか、彼のことさえ覚えていなかったのだ。

彼女は、朝起きるたびに自分の体にあざや傷が増えていることに気がついた。
もちろん彼女は、それが別の人格によるものだと悟っていた。
なぜなのかはやはり理解できていなかった。

追い討ちをかけることが起こった。
ストーカーと思われる人物が、決まって夜24時に玄関をノックすることに気がついたのだ。
最初は5回であったのが、次の日4回、その次の日3回とカウントダウンしていた。
普段は彼女が寝ている時刻。
それから彼女は寝られない体質となった。

カウントダウンが1回に迫った日、ポストに更なる封筒が投函されていた。
入っていたのは一本のビデオ。
消印は彼女の住む町の郵便局。
ビデオを上映すると、そこには以前写真に写っていた妙なアングルからの自分の部屋。
そこにたたずむ自分。
正座をし、カメラに向かい、ただ頭を垂らしている。
それを見たとき、直感的に、別の人格の自分であると悟った。
しかし、そこから発せられたことばは意外な音程であった。
異常に高い。
「わたしはね、あなたのともだち。まだうまれて1ねんたってないの。」
?これは?
「わたしはね、シンジが死んでからうまれたの」(真司=免許証の男)
「しゃしんをおくったのはわたし」
「ナイフでね、手をね、きったりするのは、カルド。2番目のあなた。かれはこわいわ」
・・・
「わたしは3番目のあなた。カルドもわたしのことはしらない」
「おしえてあげる。シンジが死ぬまでのこと」
「あなたが殺されるまえにね」

続く

Thursday, February 01, 2007

思考実験(精神分離 反駁)

Bamboo Flower: 思考実験(精神分離 回向)

続き

免許証の男は確かに彼女の元婚約者であった。
その記憶がやっと戻ってこようとしていた。
この時点で彼女は、自分が普通でないことに気づいている。
夜中に押入れをあさっていた自分、あれは完全に別の自分だ。
それから彼女は夜を恐れるようになったのは言うまでもない。

彼女には、まだ理解できない点があった。
自分が2重人格だとしても、それを示す証拠となる写真を送ってきたのはだれなのか?
盗撮カメラの設置は?
ストーカーはいったい誰なのか?

そのとき、「カメラ」に関して彼女は少し思い出した。
あれは、盗撮用のカメラではない。
そう。
-----
あのころ、自分は彼とこの部屋で住んでいた。
彼にはもちろん自分の2重人格が知れていたが、それでも自分を好きだと言ってくれる、そんな彼だった。
そう、自分の症状の治療のため、別人格の行動を撮影するためにカメラを取り付けたのだ。
彼は、その映像をたまに病院に持っていき、先生と相談していた。
自分は、カメラの存在を彼から教えられてはいたが、カメラのありかまでは教えられていなかった。
理由は、「お前の知っていることはすべてあいつに筒抜けだから」。
カメラの場所まで知ってしまうと、同時に別人格もそれを知る。
別人格はそのカメラを破棄するだろうと考えたのだ。

彼女の別人格は、はっきり言って狂人だった。
彼をナイフで傷つけるなど、日常茶飯事であったようだ。
そんな別人格までまとめて付き合ってやるといった彼の言葉だけが、そのときの彼女の支えだった。

ある日、それは壊れる。
狂人にも、異常な生活にも疲れた彼が、下手な浮気をしたのだ。

続く

Tuesday, January 30, 2007

思考実験(精神分離 回向)

思考実験(精神分離 雌伏)

続き

彼女は自宅で、押入れの中、とくに写真に写った自分が探っているあたりを確かめてみる。
そこには、免許証の男の写真が大量に入った缶詰がひっそりしまってあった。
そのうちのいくつかは、火であぶったような形跡があったり、手で破いてあった。

次の日起きると、窓が開いており、電源の入ったパソコンの画面に次のように書いてあった。
「キミの命はボクが握っている」
画面に映り込んでいる自分の顔には、ナイフでつけた傷が残っていた。

彼女は部屋を警察の検証に明け渡し、自分は別に居を構えることを考えた。
しかし、違和感が残る。
ひとつには、窓に一切の傷がないこと。
外から鍵で開けられないタイプのロックである。
どうやって入ったのか。
もうひとつには、玄関が開いていないこと。
5階までよじ登っておいて、また外からよじ降りたのだろうか。
普通なら玄関の錠をあけて渡り廊下と階段を使って降りるだろう。
彼女は引っ越すのを止めた。

現在唯一の手がかりである免許証の男を、もう一度詳細に調べることにした。
新居の管理人の話などをまとめると、次のようになる。
彼は婚約をしていたが破棄した経歴があった。
それがアルコール依存症発症の原因を作った。
すべてつじつまの合う話であった。
元婚約者が自分であったことを除いて。

続く

Sunday, January 28, 2007

思考実験(精神分離 雌伏)

Bamboo Flower: 思考実験(精神分離)

続き

免許証に写った男の顔をどこかで見た気がする。
違和感を覚えながら彼女は、それを警察に届けた。
しかしその男は、昨秋亡くなっていることが判る。
免許証の持ち主がストーカーである線は消えた。
彼女は、免許証の住所に確かに自分の住所と同じ文字列を発見して、前の住人か何かであると考えた。
男の住所はその後移転している。
男の移転先付近で聞き込みをして廻ると、男は移転してまもなくアルコール依存症を発症し、肝炎にて亡くなっている。

それより、不審なのは送付された写真であった。
自分が完全に寝入ったはずの時間に、自分が押入れを探っている姿を映している。
続く

Friday, January 26, 2007

思考実験(精神分離)

主人公は、精神分離症の女性(26)。
本人は、別の人格に気がついていない。
夜、夢遊病のようにベッドから起き、別の人格となった彼女は町を徘徊する。

ある日彼女は、ある男が自分をストーキングしていることに気づく。
警察に通報し、警官の巡回で一時ストーキングは収まったかに見えた。
それから数日たったある日、ポストに封筒が届く。
封筒の中身には、彼女の部屋を妙なアングルから撮影した写真。
また、彼女自身も写っており、それは確かに昨日の自分であった。
彼女は自分の部屋を捜索し、隠しカメラを見つけ破棄した。
捜索の最中、まったく予期しなかったものを見つける。
見知らぬ男性の免許証である。
続く

Wednesday, January 24, 2007

Music(旧金曜ロードショーのテーマ)

旧金曜ロードショーのテーマ on Youtube

この曲はほとんどの人が知っていると思うのですが、誰の何て曲かは知らない人が多い。
"Friday Night Fantasy"/Pierre Porte Orchestra
オーケストレーション?というよりは、きれいなシンセのストリングスをかぶせたジャズサックスの曲という感じです。
メロディーの濃さが、日本人好みだと思います。
自分は、イントロの最終節のフェルマータぎみにオーケストラヒットが連打する箇所が最高に好きです。
TVのオープニングに使われるだけあって、曲の最初っからドラマティックなピアノシーケンスとサックスのこコラボですし。

作曲は、ルパン3世とかコナンでおなじみの大野氏といううわさがありますが、真偽のほどは判りません。

Music(プログレロックと変調子)

プログレロックと変調子

プログレッシブな曲の特徴として、転調と変調子があります。
転調-wikipedia
変調子に関しての文献は日本語ではあまりないので、英語の文献をば。
List of musical works in unusual time signatures-wikipedia
↑変調子の曲リスト

上のリストは圧巻です。
プログレの曲を探す手間が省けます。
リストを見てみると、GenesisやKansas、King Crimsonといった純プログレロック、
Dream TheaterやOpethといったプログレヘビーメタル、
IncubusやSoulflyといったコア、
Frank Zappaなどの現代ジャズロック、
あとはDave Brubeck Quartetなどのジャズが大勢を占めます。
もぅほんと好きなジャンルばっかりです。
ただいま全制覇を目指して、ひたすら聞きまくっています。

Sunday, January 21, 2007

Movie(ショーシャンクの空に)

The Shawshank Redemption

ティムロビンスかっこえぇ!
<ストーリー>
妻殺しで終身刑と宣告された男が、ショーシャンク刑務所にやってきた。
刑務所内の調達屋であるレッドの視点で、この終身刑男アンディーの壮絶な務所暮らしと、最後に起こした奇跡を描く。
無実の罪、暴力、汚職、それらに屈しないアンディーはこう言う。
「他人には奪えないものがある。それは『希望』だ」

これはなんの掛け値もなしに面白い。
原作はスティーブンキング、監督脚本はグリーンマイルのフランクダラボン、
これらは言うまでもなく、演技もティムロビンスとモーガンフリーマンその他、文句なしです。
「希望」ってそういうもんなんだろうなぁと、思いました。

Saturday, January 20, 2007

Bloggerが更新された

当ブログに変更がありました。

Bloggerの更新が完了しまして、
・テンプレートが若干変わりました。
・コメントが、、、、半数くらい表示できなくなりました。
 原因は、Bloggerではない別のコメント管理ツールを使っていたためです。
 対応に時間がかかりそうです。

Friday, January 19, 2007

日記(神山健治)

NHK人間ドキュメント「監督・神山健治」

アナウンス(戸田恵子氏):『対話を重ね、アニメに命を吹き込む日々』
すごい!
脚本家・菅正太郎氏と監督・神山健治のミーティング、吹っかけあい。
率直、思ったまんまをぶつけていき、自分の中のストーリープロットから壮大なドラマが生み出されている、現場を捉えていました。
頻繁な合宿と、根をつめた製作現場。
押井守塾での特訓の日々。
人間をエンジンにするためには、環境とモチベーション、仕事と自分の同化、最後は才能だと思いました。
とりあえず、感想まで。

Tuesday, January 16, 2007

日記(本屋にて)

昔友達に借りて読んだ寺田寅彦をまた読もうと書店に入り、
衝動的に「超整理法」という本を手にとって、
寺田寅彦の随筆集も発見し、
全部カウンターに持っていって、
金が足りないことが判明。
何を考えたか寺田寅彦を手放し、超なんとかの方を買ってしまい、
結局何をしにいったのか。。。
早く読み倒そう。

Monday, January 15, 2007

日記(21st Century Schizoid Man)

最近、Infernal AffairやThe Departedで、マフィアに入った警察のスパイと警察に入ったマフィアのスパイが熾烈を極めるストーリーがもてはやされています。
そもそも人間は2面性を持っている、という、よくよく考えると深いテーマも関連してくるのではないかと思います。

関係ない話題をひとつ。
馬鹿を装う天才と天才を装う馬鹿は、個人的に同じだと思っています。
何も生まないからです。
自分に嘘をついているうちは、何もできないんじゃないかって。
知ったかぶりはいかんよなあと今日自分に言い聞かせています。

Friday, January 12, 2007

日記(親父、いいこと言った I )

「知らなくってもいいことがたくさんある」

インターネットをやってみなさいよという私の勧めも、
親父にだけはなかなか通用しません。

専業農家の彼とその妻とその息子(私と弟)は、
いかにも農家というアナログな家庭を築いていました。
私が大学に入ってからというもの、デジタルにかぶれてしまい
知りたいことは何でもインターネットに載ってるんだからというと、
そんな便利なものは昔はなかった、それでも昔は平和だった、といいます。
知る必要のないことをやたらと知ることで、なんだか余計に心配になってしまうと言うのです。

そうだね、日本人は特にそう。
情報に浴すると、おじいちゃんでもおばあちゃんでもだれかれかまわず情報化しようとする。
みんなが同じ教育水準じゃなきゃいけない的な考え方だね。

やっぱり親父はパソコンをいじりません。

Thursday, January 11, 2007

Music(The Dillinger Escape Plan)

The Dillinger Espcae Plan/Irony Is a Dead Scene

正月の一番の収穫は、実家に帰ってコア好きの弟にいくつかアーティストを教えてもらったことです。
そのなかでも一番は、The Dillinger Escape Plan with Mike Pattonでした。
狂い咲いているとしか言いようがないこの音は。
Jazz派生の変調子メロディとドラムスがまず不可解にします。
調味料に宇宙系ヴォイスエフェクトを全開にしてしまったボーカルを加えて、さらに風味を増します。
これを聞くと、数分は不感症になります。

Tuesday, January 09, 2007

Youtube(日本語?)

Un Ange Frappe A Ma Porte

フランスの音楽だと思います。
いや、美人さんが歌っているんですが、
冒頭に「おはよう@☆#△」と謎の日本語が入っています。

Monday, January 08, 2007

日記(ウェブ人間論)

梅田望夫・平野啓一郎著「ウェブ人間論」

とりあえず、最初の章を読んでみました。
両氏の対談をまとめた本書は、「ウェブ進化論」をベースにして、web環境の進歩に伴いそれを利用する人間がどう変化するのかを描いている、そうです。
両氏が持っている共通意識に、「ネットの拡充で国を超えた情報共有が可能となった後でも、言語圏の境で壁が残る」というものがありました。
これはとても納得できるものです。
自分が歌詞を勝手に訳してみたりしたのも、言語間の格差、日本語の躓き感、閉塞感を感じたからです。
でも、勝手に訳詞するのは著作権がみとめないそうです。
著作権の規定は翻訳権を制限しているようですので。

googleが開発しているという自動翻訳ができると、翻訳権の保護はどうなるのだろうと、漠然と不安になります。

参考
翻訳権について

日記(健忘症)

ちなみに慢性健忘症の私ですが、これといった対応策は持っておりません。
よくメモをとるといいという話を方々から聞くのですが、それさえも忘れますんで太刀打ちできません。
金で解決できるもんならしたいですね、ほんと。
記憶を忘れて発生した損害に対する保障が聞く保険がこの世にあれば絶対入ります。
もしくは、忘れてしまうことを避けるのはあきらめて、忘れた後に比較的早めに思い出させてくれる何かがほしいです。
たとえば、健忘症対応目覚まし時計、通称思い出し時計。
一日前に自分が何をしていたかを逐一アナウンスしてくれる時計です。
これを持っていれば「ああ、昨日のこの時間はこんなことしてたな」と思い出せますよね。
「一日後のスケジュールを逐一アナウンスしてくれるリマインダ」的なものはこの世にあふれていますから、技術的にはできるんじゃないかと。。。

という他力本願思考回路がそもそもの健忘症の原因ではないかと。。。

Thursday, January 04, 2007

日記(刑事コロンボ・殺意のナイトクラブ)

Colombo - Colombo likes the nightlife(2003)

近年の作品はコロンボを演じるピーターフォーク自身が監督しているようで。

はっきり言って2つの事件をパラレルに捜査して、何の手がかりもないのにあの答えに行き着くのはうさんくさくてかないませんでした。
あと、オープニングの話の展開は、こてこてでどうにも。。。
でも、最後の詰めだけはさすがにコロンボ。
今回のコロンボは最高のゆさぶりを仕掛けます。
鯉が英語で"Koi"と呼称されていることにも非常に驚きを感じたんですが、最後に鯉がキーになるとは想像だにしませんでした。
最後の詰めの良さで、及第点です。

Wednesday, January 03, 2007

日記(Fainted)

新年明けまして御目出度う御座います。

実家にて飯を食うだけののたまうアメーバのような存在になっていた私です。
霞むように過ぎた正月休みでしたが、もう明日からの仕事始めに向けて準備をしなくてはなりません。

今年の私のテーマは「悟り」に決めました。
理由は教えません。
母いわく、私の今年は大殺界だそうです。
イイね!
どん底を見てきますよw