Sunday, September 03, 2006

仮想(もし爆弾を作る人になったら)

「仮想」
[名](スル)実際にはない事物を、仮にあるものとして考えてみること。仮に想定すること。「火災を―した避難訓練を行う」
quoted from 大辞泉

仮想の使い方は沢山あるようですが、主には、仮想敵を作って練習するなど、人間の学習機能に働きかけ成長させる使い方が流行っています。
仮想で人間を成長できるなら、仮想の方向性が人間性の方向とも言えるかも知れません。
仮想エントリーでは、やたらめったら仮想して、人間を追求したいと思います。

「もし爆弾を作る人になったら」
たとえば花火師。
あんなきれいなものを作る彼らは、その仕事に誇りを持っているでしょう。
人に夢を与えると信じているのです。
でも、花火の成分をちょっと変えて爆弾を作ってみると、俄然立場が変わります。
幾多の犠牲を生むであろう兵器を作るのです。
花火師はそんなことはしません。

兵器製造技師はそれをします。
その彼らも自分の仕事に誇りを持っているでしょう。
それが平和のために使われると信じているのです。
でも、兵器を使う立場になったらどうでしょう。
自分が人をあやめるとは露ほども考えなかったのです。
兵器製造技師はそれをためらうでしょう。

軍はそれをためらわずします。
彼らはその仕事を誇りに思っているでしょう。
彼らはそう教育され、美徳を見出しているからです。
でも、その兵器を使う対象を「敵」だと判断したのは誰でしょうか。
理想的な軍はそんな仕事はしません。
力を持っていて、それを誇示したいから、弱い国をいじめるなどという子供のような考えを持っていたとしたら、それは大変危険なことです。
なので、それは無いと仮定しましょう。
理想的な軍はそれをしなくても、誰かが「敵国」という観念を創出します。

政治家がそれをやるでしょう。
政治家はその仕事に誇りを持っているでしょう。
無知の大衆を先導するために、外国に対して敵味方の判断を下しているのです。

ちょっとずつ仕事と考え方が違うだけで、こんなにいろんな人種が出来るのです。

$BGM> Opeth/Funeral Portrait

1 comment:

  1. おk。連絡してみます。
    日本代表ですか。
    どうか手加減してあげてください。
    殺さないようにがんばってきてください。w

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