Sunday, November 05, 2006

日記(千年女優[Chiyoko Millenium Actress])

今敏監督の映画を見たのは今回が初です。
アニメ映画といえば、まあジブリとかディズニーが出てくるわけですが、兎角飽き飽きしていたのです。
ゲド戦記を見て新しさに感動した私ですから、ジブリでもディズニーでもない、マッドハウスという未知なる物には大いに好奇心をあおられました。

<見た感想>いや、構成力が圧巻です。
今敏監督自ら原作・脚本・キャラクターデザインをされていて、キャラクター・設定それぞれに味があって意味があるということをひとコマずつに感じることが出来ました。
それにしても、アニメーションをこういう風に使うことが出来ることをだれが発明したのでしょうか。
「蛍の墓」のファンタジーを強くした感じといえばいいでしょうか。
リアリティー以上に生々しい、現実世界の不要な部分を捨象した人間の感覚そのままをたれ流しにしている感じがします。
実写映画以上の既視感、没入感。
ストーリーは、女優の生涯のお話に、超長期的純粋恋愛を追加するとこうなるという構成です。

アニメは沢山あるけれど、それぞれ違うんですねぇ。
なんか面白くなってきます。
同監督作品「妄想代理人」を見てみようと思います。

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