Tuesday, July 18, 2006

HAL

映画2001年宇宙の旅(原題"2001: a space odyssey")に出てくる人工知能HAL。
IBMのアルファベットを1字ずつ前にずらしたのが、名前の由来といわれます。
この人工知能は問題解決において明晰ですが、途中から思いもよらない行動を取り始めます。
そのインパクトから、未来の技術への漠然とした恐怖を抱かせ、人工知能の代名詞となりました。

人工知能という概念は今の世界に然程目新しいものではなくなっています。
でも、HALを見たときの漠然とした恐怖は拭い去れていません。
HALのインパクトはそれだけ大きかったのです。

技術に対する恐怖感は常にどこかにあります。
だましだまし生きているわけですが、それをふと思い出させるのがSFです。
必ずうそと言い切れないところに、説得力があります。
そういえば、X-Filesにエレベータが人を殺すという話がありました。
今考えるとぞっとします。
シンドラーのエレベータを見てはっと思ったのは私だけでしょうか。

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