brotherでは、デフォルトでWindowsとMac用のドライバを公開しています。
それだけでなく、一部プリンタについてはLPRドライバ+CUPS設定ツールを提供しています。
太っ腹です。
我が家ではbrotherのDCP-J925Nを購入し無線ネットワーク接続して利用しています。
ちょうどいいことにbrotherはDCP-J925N用のドライバ(deb/rpmパッケージ)を公開しています。
今回はこれをインストールすることにしてみます。
1.下記公式ページで、自分の機種がLinux対応であることを確認します。
ここからのやり方はA,B,Cの3つです。
2A.LPRドライバインストール(deb/rpm)
Ubuntu12.04でdebファイルをダウンロードしてダブルクリックすると、
Ubuntuソフトウェアセンターが現れて「インストール」が選択できますが、
これだと「品質が悪いです」とアラートが出た挙句、最後はインストールが失敗します。
2B.CUPSドライバインストール
試してません。
2C.インストール簡易ツールを使用する
→成功しました。以下に詳細説明します。
2.Linuxドライバインストールツールをダウンロードします。
下記のページの「ダウンロード」をクリックします。
ページの説明通りにsu、gunzipします。
#sudo su(もしくはsu)
#gunzip linux-****.gz<ダウンロードしたファイル名>
#./linux-****<展開されたファイル名>
ツールが起動し、ドライバインストールしますか?など質問に基本的にYで答えます。
最後にDevices URIを指定しますか?と聞かれるので、Yを押します。
ここから環境に依存する選択肢になっています。
私の環境では、予め無線LANに接続したDCP-J925Nが複数に見えました。
- A.dnssd://Brother%20DCP-J925N._ipp._tcp.local/
- B.dnssd://Brother**<その他>
- C.lpr://<プリンタのホスト名>/****
結論から言うとA.が正しいようです。
私は最初C.を選択し設定が完了したのですが、テストプリントをしました、といったあとプリンタがなんの反応もありません。
しょうが無いので、最初のページに書いてあるCUPSの設定手順を実行しました。
ブラウザにてhttp://localhost:631/adminにアクセスします。
(CUPSというプリンタ管理ツールのweb画面が見られます。
もともとCUPSが動いている環境なら問題なく見れます。
また、CUPSなんか使ったことがない環境でも、じつは先程実行した./linux-***コマンドの中で
CUPSサービスを再起動する、必要なパッケージがなければインストールする、というところまでやってくれています)
画面の「プリンターの追加」を選択します。
ネットワークプリンタとしてBrother***が見えていれば、その3つめを選択します。
次の画面で正解がわかるわけです。「接続」の欄に
dnssd://Brother%20DCP-J925N._ipp._tcp.local/
と書いて有ります。最初からこいつを選択すればよかったわけです。
まあ今となってはCUPSで設定をやりきっちゃったほうが早いので「続ける」を選択します。
プリンタのデフォルト印刷設定などを終えると、プリンタ登録完了です。
管理画面に戻って「プリンタの管理」の一覧にプリンタが表示されていれば、そこから
テストプリントなども実行できます。
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